“電影”とは”映画”のことで、ここは中国の映画に関する博物館です。
ごく普通の映画好きというレベルの僕と、映画マニアと言っても過言ではない妻ですが、それでも『上海電影博物館』には太刀打ちできませんでした。
展示を楽しめなかった理由は下で説明するとして、何となく一通り見て回った結論としては、日本に同じレベルの映画博物館がほしい・・・ということでした。
ということで、『上海電影博物館』についてご紹介します。
『上海電影博物館』はマニアックすぎて難易度が高い
上海映画であって香港映画ではない
日本人にとって馴染みのある中国映画はほとんど香港映画であって、上海映画を熱心に見ている人は相当にマニアックなはずです。
僕たちも香港映画はいくつか名作を見ていたので、香港では映画人の手形があるアベニュー・オブ・スターズはめちゃくちゃ楽しめたのですが、上海映画博物館は全く分かりませんでした。
こんな感じで上海映画に関わった映画人(監督・脚本家・俳優など)がずらりと展示されている様は圧巻なのですが、いかんせん誰一人分からないという・・・。
日本語は一切なし
博物館の入口で日本語のオーディオガイドはあるか?と聞いたら、自動レンタル機があるからそこでと言われました。
行ってみてタッチパネルを操作してみると

中国語と英語しかないじゃん!
ということで、オーディオガイドは日本語なし。
当然ながら展示にも日本語の解説はありません。
海外の博物館系では日本語オーディオガイドがあればかなり楽しめるんですけどね~。
中国語・英語の語学力がある方でないと、上海映画博物館はやっぱり厳しいと思います。
『上海電影博物館』は良い所もあるよ!
めちゃくちゃ綺麗
2013年に開館したので新しいということもあるのですが、日本にある新しめの博物館と遜色ないほど綺麗に整備されています。
もちろんトイレも綺麗なので、ゆっくり見て回りつつ、疲れたらベンチで休憩しても全然苦になりません。
上は映画博物館入口左手にあるスタバですが、ここも非常に綺麗で快適です。
(ただし、やっぱり描かれている女優さん?は誰か分かりません)
展示は圧巻でたぶん相当すごい
入口でチケットを買って改札のようなゲートをくぐるとエレベーターで4階へ。
そこから見て回りながら1階ずつ降りてきてゴールになります。
上の写真は4階でエレベーターを降りて、ついに展示コーナーへの入口というところ。
レッドカーペットが電気で再現されており、人が通ると拍手の音が鳴り響きます。

期待感を煽るいい演出だな~
その他の展示も、解説がないので分かりませんが、見ているだけで圧巻なものが多いです。
一通り回ってみた結論としては、日本で日本映画に関する同じレベルの映画博物館がほしい・・・ということでした。

楽しめたような楽しめなかったような・・・
ということで、上海映画博物館は相当な映画マニアな方か、中国語・英語の語学力が堪能な方にしかオススメできません。
アクセス
基本情報
住所:上海市徐汇区万体馆漕溪北路595号 邮政编码: 200000
営業時間:9:00~17:00(月曜定休)
上海体育館駅から徒歩10分です。
Webサイト
公式Webサイト:http://www.shfilmmuseum.com/