中国(上海)では、“ネット規制があってGoogle、Twitter、LINEなどは使えない”と言われていますが、実際どうだったのか、どうしたらいいのかを説明します。
最終的な結論を先に言うと、旅行前にこのSIMカードをAmazonで買っておけば上海でも日本と全く変わらないインターネットが利用可能です。
それでは詳しくご紹介します。
上海ネット事情
Google、Twitter、LINEなどは使えない?!
“上海 ネット”などでググると、“ネット規制があってGoogle、Twitter、LINEなどは使えない”とよく言われています。
2019年12月時点で旅行した体験でも、上海のホテルなどにあるWiFiに接続してインターネットを利用するとGoogle、Twitter、LINEなどは使えませんでした。
日本では特にLINEを連絡手段に使っている人も多いでしょうし、LINEが使えないのでは困るのではないでしょうか。
VPNの利用や、上海でも使えるカカオトークをすすめている方もいらっしゃいますが、正直それは面倒なだけなのでやめましょう。
どうすればいいのかは下で解説していきます。
ただし、今のところ香港は違います
上海のネット事情は上の通りだったのですが、香港へ行くと事情が変わってきます。
1997年にイギリスから中国に返還された香港ですが、50年間は「高度の自治」が適用されることが決まっており、2019年現在においても一応は”通信の自由”が守られています。
そのため、香港ではホテルなどにあるWiFiに接続してインターネットを利用しても、日本と同じようにGoogle、Twitter、LINEなどは使えました。

香港じゃなくて上海で使えないのが問題なんだよ!

実は、香港では自由なインターネットが利用できるという点が、重要な解決の糸口になります。
それでは実際に上海でも自由にインターネットを使えるようにする方法をご紹介します。
上海へ行くならこのSIMカードを買えばOK
日本のAmazonで買える香港のSIMカード
香港は自由にインターネットを使えるので、香港のSIMカードを買えばいいのです。
ただし、SIMフリーのスマホ・タブレットを持っていることが前提となります。
SIMフリーのスマホ・タブレットでないと、日本で使っているSIMカードと入れ替えても利用できないので注意してください。
このSIMカードは上海(というか中国本土31省)でも利用できるようになっているのですが、通信経路としては上海→香港→インターネットとなるので何の問題もなくインターネットが利用できます。
Amazonの商品説明においても、
●日頃利用しているIP電話やLINE、FacebookなどのSNS、インターネット検索も何ら制限なく利用が可能です。
と記載されています。
実際に僕が上海で使ってみた結果としても、何ら制限なく、自由にインターネットを利用可能でした。
利用方法
利用方法はとても簡単ですし、上のような日本語ガイドも付いてくるので問題ないと思います。
テザリングも可能で容量無制限のSIMカードもあるので、1枚だけ買って、複数人でテザリングして使うということも可能ではあります。
ただ、2枚セットにしても安いので、僕たちは2枚セットを買ってそれぞれのスマホに入れて利用しました。
1つだけ気をつける点としては、日本語ガイドの(3)にも書いてありますが、データローミングを有効にするということです。
これは最初にも書きましたが、通信経路としては上海→香港→インターネットとなるため、香港以外で利用するにはデータローミングになるからです。
お忘れなく
スマホ・タブレットによってはダブルSIM(2枚のSIMカードを入れておける)もあるので、それなら日本のSIMと旅行用のSIMをセットすれば便利です。
1枚しかSIMカードを入れられないスマホ・タブレットの場合は、SIMカードの入れ替えのために上の写真左にあるようなピンを忘れずに持っていきましょう。
もし忘れた場合はクリップなど先の尖ったもので代用できます(ホテルのフロントで何か借りられると思います)。